レポート掲載内容
・食品全体の支出の現状①支出金額5年前比較 ②総支出中の構成比
・「穀類」米・パン・パスタ・カップ麺・もち①支出金額5年前比較 ②食品支出中の構成比(穀類全体)
・米・パン・パスタ・カップ麺・もち各々の食卓事情
・(1)米の現状 ①支出金額5年前比較
・(1)米の現状 ②食品支出中の構成比 ③各項目世代別順位比較
・(2) パンの現状 ①支出金額5年前比較
・(2)パンの現状 ②食品支出中の構成比 ③各項目世代別順位比較
・(3) パスタの現状 ①支出金額5年前比較
・(3)パスタの現状 ②食品支出中構成比 ③世代別順位比較
・(4) カップ麺の現状 ①支出金額5年前比較
・(4)カップ麺の現状 ②食品支出中の構成比③各項目世代別順位比較
・(5)もちの現状 ①支出金額5年前比較
・(5)もちの現状 ②食品支出中の構成比 ③各項目世代別順位比較
・穀類における成長市場:パスタとカップ麺 後退市場:米ともち
・パスタをみると市場は微減傾向だったが、コロナ禍の2020年が転機
・賞味期限の長いパスタは、常備食の定番として新たな需要を創出
・カップ麺もパスタ同様に近年、非常食として大きな注目を集めている
・約3割の人が、カップ麺=非常食と回答
・伸長している麺類、追い風は食事場所の変化とローリングストックの定着
事実 | ・穀類は29歳以下を除く全ての世代で支出金額が伸長 →70歳以上の構成比増加が著しいのに対し、29歳以下は穀類離れが見られる ・米ともちは多くの世代で支出金額が下がっていて、ダウントレンド ・パンは穀類の中で最も支出されているが、40代以下は金額が減っている ・パスタはコロナ以降、多くの世代で支出金額が増えている ・カップ麺は全ての世代で大きく支出金額が増えており、アップトレンド |
仮説 | ・タイパ、コスパ重視の人が増えたことにより、炊く手間のかかる米よりも買ってすぐに食べられ、かつバリエーションの多いパンへの支出が増えたのではないか ・ローリングストックが定着化したことによって、カップ麺、パスタ等、賞味期限をそこまで気にしない食品が手軽に感じたのではないか ・パスタ、カップ麺は、ほぼ全世代が5年前より支出アップしていることや、若い世代を取り込めているため、先々更なる成長が見込めるのではないか ・アレンジレシピがネットで出てきやすいため、パスタの消費が増えているのではないか ・米に比べ、保管場所をとらないため、パスタの支出が増加しているのではないか |
提案方法 | ローリングストック |
注目商材 | パスタ、カップ麺 |
宣伝販促 | コスパ・タイパとバリエーション |
一言コメント |
4月は穀類をヨミトル!お米にパンにパスタなど、日常に欠かせない穀類にスッポトを当てていきます。穀類は29歳以下を除く全ての世代で支出金額が伸長しており、特にパスタはコロナ以降、多くの世代で支出金額が増えています。 |
小暮 豊
大手スーパーやCVSで商品部の責任者など歴任。
現在、NPO理事、メーカー顧問等
食品全体の支出の現状 ①支出金額5年前比較 ②総支出中の構成比
世代別食品への支出金額は、70歳以上を除く全ての世代で増加傾向
①支出金額5年前比較 ②食品支出中の構成比(穀類全体)
29歳以下を除く全ての世代で支出金額が伸長
米・パン・パスタ・カップ麺・もち各々の食卓事情
ロカボの風潮の中で穀類が並ばない食事の日もあると推測される
カップ麺もパスタ同様に近年、非常食として大きな注目を集めている
賞味期限の長さを生かした「常備食」「非常食」は、麺類活性化の要因に
伸長している麺類、追い風は食事場所の変化とローリングストックの定着
常温で長期間保存できる穀類にも需要喚起のチャンスがあると言える
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